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札幌市電「上下分離」まもなく認可へ 運行は札幌市交通事業振興公社に

国土交通大臣の諮問機関である運輸審議会は10月8日、札幌市が申請していた軌道運送高度化実施計画の変更認可の申請を軽微事案と認定した。近日中に国交相が申請を認可する見込み。2020年から札幌市電が「上下分離方式」の経営に移行する。

上下分離方式の経営に移行する札幌市電。【撮影:鉄道プレスネット編集部(K)】

札幌市電は2013年4月に軌道運送高度化実施計画が認定され、路線のループ化や新型の超低床式電車の導入などの改良が行われた。しかし、札幌市は「路面電車の経営は、乗車人員の減少により、厳しい状況」などとして、上下分離方式の導入を決定。2019年5月、上下分離方式の導入に必要な手続きとして軌道運送高度化実施計画の変更認可を国交相に申請していた。

上下分離は施設の保有と運営を分離する経営方式。公設型の上下分離では、公共団体が施設を保有し、運営事業者に無償で施設を貸し付ける。これにより安定した運営が可能になるとされている。

申請が認可された場合、札幌市電は2020年から上下分離方式に移行。施設と車両はこれまで通り札幌市交通局が保有するが、旅客運送と運行管理、施設や車両の維持管理は一般財団法人の札幌市交通事業振興公社が行う。

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つくばエクスプレス「TX-3000系」11月イベントで初公開 来春デビューの新型車両

つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道は、車両基地の一般公開イベント「つくばエクスプレスまつり2019」を11月3日に開催する。開催時間は10時から15時まで。

TX-3000系の完成イメージ。【画像:首都圏新都市鉄道】

茨城県つくばみらい市内の車両基地「つくばエクスプレス総合基地」が会場。例年この時期に一般公開イベントが行われているが、今回は新型車両のTX-3000系が初めて公開される。車両工場も例年通り見学コースを設けて公開。運転台の見学や軌道自動車の乗車体験など事前応募制のイベントも用意している。

TX-3000系は、2020年3月からの運行開始が予定されているTXの新型車両。最初に完成した編成が2019年9月、総合基地に搬入された。現在の計画では30両(6両編成5本)が導入される。

総合基地は守谷駅から徒歩20分、または関東鉄道常総線の新守谷駅から徒歩15分。このほか、当日は守谷駅と総合基地を結ぶ無料シャトルバスが運行される。

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「今後はJR九州とも連携」小田急電鉄、箱根と新百合ヶ丘でマース実証実験

小田急電鉄は10月7日、スマートフォンのMaaS(マース)アプリ「EMot」(エモット)の実証実験を10月末から始めると発表した。

マースアプリの実証実験を行う小田急電鉄。【画像:たろとれ/写真AC】

エモットは「複合経路検索サービス」を提供。鉄道やバスに加え、タクシーやシェアサイクルなどの各種交通サービスを含めた経路検索が行える。検索結果で表示された乗り物は、エモットと連携するアプリやサイトで予約できる。また、フリー切符などの電子チケットの購入にも対応する。

10月末から行われるのは「観光型マース」と「郊外型マース」の実証実験。観光型マースの実証実験は箱根を中心としたエリアで行われる。アプリを使って箱根エリアのフリー切符を購入し、駅員にスマホの画面を提示することで各種交通機関を利用できる。

郊外型マースは小田急線の新百合ヶ丘駅を中心としたエリアで実証実験を実施。駅前にある小田急の商業施設「新百合ヶ丘エルミロード」で一定金額以上を買った客に対し、新百合ヶ丘駅から自宅最寄りのバス停までのバス無料乗車チケットを発行する。また、新宿駅と新百合ヶ丘駅の構内にある指定店舗で1日1回利用できるサービスチケットをエモットで定額販売する。

このほか、エモットは遠州鉄道(静岡県)のフリー切符の発売にも対応。小田急は今後、JR九州との連携による実証実験も検討するとしている。

マースはMobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス)の略。スマホアプリなど情報通信技術を活用することで、さまざまな乗り物のサービスを一体的に提供する。公共交通の活性化策としても期待されている。

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私鉄・公営・第三セクター鉄道 路線・施設

西鉄の花畑駅、駅名標を花でデザイン

西鉄(西日本鉄道)は10月8日、天神大牟田線の花畑駅(福岡県久留米市)に設置している駅名標を変更。駅名にあわせて花を取り入れたデザインが採用された。

ガーベラとコスモスをデザインした花畑駅の駅名標。【画像:西日本鉄道】
反対側はクルメツバキの造花。【画像:西日本鉄道】

新しい駅名標は上下線ホームの各1カ所。デザインは両面で異なっており、片面はガーベラとコスモス、もう片面はクルツバキの造花がデザインされている。

久留米市の南側にある広川町は、西日本で最もガーベラの生産量が多い。コスモスとクルメツバキは久留米市の花に指定されている。

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東武鉄道「ふたら」「てんかい」「ききょう」商標出願 新しい列車の名前か

東武鉄道が沿線の名所旧跡などにちなんでいるとみられる言葉を商標出願していたことが分かった。新しい列車の名前の可能性がある。

東武鉄道の特急電車100系「スペーシア」。【画像:HK-SAN/写真AC】

少なくとも「てんかい」「ふたら」「ききょう」のみっつが9月18日付けで出願されている。商品の区分は「鉄道による輸送及びこれに関する情報の提供」「車両による輸送及びこれに関する情報の提供」など。

「ふたら」は東武日光線の東武日光駅から北西へ約2kmの場所にある日光二荒山(ふたらさん)神社、「てんかい」は東武東上線が通る川越市の無量寿寺北院(現在の喜多院)の住職だった天海にちなんでいるとみられる。東武野田線が通っている鎌ケ谷市は1991年、市の花を「梨の花及びききょう」と定めた。

東武鉄道は「新型観光特急」を2021年度以降に運行することを、現在の中期経営計画に盛り込んでいる。新型観光特急の列車名や形式名などは発表されていない。

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利用者スマホからデータ収集、地下鉄駅の人の流れ調査 名古屋市と富士通が実験

名古屋市と富士通は10月7日から、名古屋市営地下鉄の栄駅(名古屋市東区)で「人の流れを可視化する実証実験」を始める。利用者のスマートフォンからデータを収集し、混雑緩和の検討などに役立てる。

Wi-Fiパケットセンサー(左)とその設置場所(右)。【画像:富士通】

栄駅の構内にWi-Fiパケットセンサーを6台設置し、地下鉄の利用者が所有しているスマホなどの通信機器から発せられている固有IDをリアルタイムで収集する。このデータを個人が識別できないよう匿名化したうえで集計。時間帯ごとの人の流れを分かるようにし、最適な移動ルートを検証する。

富士通によると、栄駅の1日の利用者数は約23万人。沿線でのイベント開催時には全国各地から多くの観光客が訪れ、利用者数が大幅に増加する。「路線が入り組む複雑な構造も相まって、混雑緩和への適切な対策が講じられていない」という。こうしたことから、名古屋市と富士通は共同で人の流れを計測、分析する実証実験を行うことにした。

実証実験の期間は2020年1月31日まで。

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西武鉄道の西武球場前駅、隣の駅は「日本一」に ライオンズ11年ぶり日本一目指す

西武鉄道は10月8日から、西武狭山線の西武球場前駅(埼玉県所沢市)に設置されている駅名標を装飾すると発表した。隣接駅の表示に「日本一へ」が加わる。

西武球場前駅の駅名標の装飾イメージ。【画像:西武鉄道】

西武球場前駅は埼玉西武ライオンズの本拠地球場「メットライフドーム」の最寄り駅。西武狭山線の線路の終端部にある駅のため、隣の駅は下山口駅のひとつしかない。駅名標の隣接駅表示枠も、ふたつのうちひとつは空欄になっている。

隣接駅の表示に「日本一へ」を加える。【画像:西武鉄道】

西武鉄道は「2008年以来11年ぶりの日本一を目指し闘志を燃やす埼玉西武ライオンズを、地域・ファンの皆さまと一体となって盛り上げ」るとして、空欄の枠に「日本一へ」を追加することにした。駅名標にはこのほか、チャンピオンフラッグロゴとライオンズのマスコットキャラクター「レオ・ライナ」もデザインされる。

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ひたちなか海浜鉄道の気動車キハ205が特別運行 「お色直し」後初の営業

ひたちなか海浜鉄道(茨城県ひたちなか市)は10月12・13日の2日間、キハ205の特別運行を実施する。運行時刻は次の通り。いずれもキハ3710との連結運転で、阿字ヶ浦寄りがキハ205になる。

ひたちなか海浜鉄道のキハ205。【撮影:鉄道プレスネット編集部(K)】

那珂湊9時48分発→阿字ヶ浦9時59分着
阿字ヶ浦10時10分発→勝田10時37分着
勝田10時43分発→阿字ヶ浦11時10分着
阿字ヶ浦11時19分発→那珂湊11時30分着

キハ205は1965年、国鉄キハ20系のキハ20形(キハ20 522)として製造された気動車。JR西日本と水島臨海鉄道(岡山県)を経て、1996年に茨城交通(現在のひたちなか海浜鉄道)の車両となった。

老朽化や新型車両の導入で営業運転で使われることは減っており、今回の特別運行は「お色直しを終えて初めての営業運行」(ひたちなか海浜鉄道)という。

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弘南鉄道の大鰐線で車両基地イベント 初期ステンレス車両の6000系など展示

弘南鉄道は10月14日「鉄道の日」にあわせ、大鰐線の津軽大沢駅に隣接する車両基地でイベント「弘南鉄道大鰐線 鉄道まつり2019」を開催する。開催時間は11時から18時まで。

「鉄道まつり」の案内。【画像:弘南鉄道】

もと東急の電車で初期のステンレス車両である6000系やラッセル車、「桜ミクラッピング電車」を展示。車両点検作業やラッセル車の車内を見学できるミニツアーなども行う。

大鰐線は大鰐駅(青森県大鰐町)と中央弘前駅(青森県弘先市)を結ぶ弘南鉄道の路線。利用者は減少し続けており、2013年には同社の社長が廃止の方針を示したが、すぐに白紙撤回している。

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京成電鉄の成田空港特急「スカイライナー」3代目の利用者が3500万人 記念マーク掲出

京成電鉄は10月4日、3代目「スカイライナー」の利用者数が3500万人に達したと発表した。

3500万人達成の記念ヘッドマークが取り付けられた「3代目スカイライナー」こと京成AE形。【画像:京成電鉄】

達成日は10月1日。これを記念して京成は同日から3代目「スカイライナー」のAE形(新)1編成に記念ヘッドマークを掲出して運行している。

「スカイライナー」は東京都心と成田空港を結ぶ空港アクセス特急。1973年に運行を開始し、初代「スカイライナー」のAE形(旧)が導入された。1990年には2代目「スカイライナー」のAE100形がデビューした。

2010年には、新ルートで東京都心と成田空港を結ぶ成田スカイアクセス(京成成田空港線)が開業。これに伴い、3代目「スカイライナー」のAE形(新)が導入された。最高速度は160km/h。新幹線以外の鉄道では日本最速の列車だ。